相手が誰であろうと、「望まない性的行為」はすべて「性暴力」です。
本人の意思に反して受ける性的行為のすべてが「性暴力」です。
いずれも、人の尊厳を傷つける卑劣な行為です。
他人から受けた場合だけでなく、親から子への性的虐待、また恋人や配偶者から強制された行為も含まれます。
性的な言葉で傷つけられることも性暴力ととらえます。
性暴力を受けると
性暴力を受けると、以下のような「心身の症状」が現れます。
●過呼吸 ●体の震え ●動悸 ●冷や汗 ●食事がとれない ●眠れない ●記憶がなくなる
●突然当時の風景がよみがえる ●何も感じられない ●物音に過敏になる
これは、被害を受けた後に誰にでも起こり得る正常な反応です。また、自分を責めてしまう被害者も少なくありません。
ただ、悪いのは加害者です。被害者には何の責任もないということを知っておいてください。
周りの方が性暴力被害にあったら
周りの方が性暴力被害にあったと知ったとき、あなたはどうしますか?
ショックな事実に動揺するかもしれません。しかし、被害にあった方を責めたり、疑ったり、
または「被害にあう側にも悪いところがあった」などと言ったりすることはしないでください。
本人は混乱と不安でいっぱいです。
「なぜ…?」「どうして…?」とたずねることが本人を追いつめてしまう可能性があります。
相談を受けた場合は、本人の気持ちをただただ受け止め、話を聴いてください。
また、「悪いのは加害者」という大前提を忘れず、本人を責めるような言動はしないでください。
被害にあわれた方がこれ以上つらい思いをしないためにも、
「ゆあさいどくまもと」への相談をぜひ勧めてあげてください。